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​うつ病についての私見

うつ病についてわたしも5年間うつ病で苦しみました。

うつ病は、一般的に脳の病気と言われていますが、わたしが実際体験して必ずしもそうではないことを実感しました。

 

うつ病は”心の風邪”と言われ誰しもかかる病気ではあります。

ですが、近年日本の年間の自殺者は約3万人弱、そのうちの6~7割が気分障害を患っていたという統計もあります。交通事故による死亡者は年間1万人であることを考えると決して低い数字ではありません。言葉をかえて言うなら、うつ病もガンやその他の疾患同様に、進行すれば”死”にいたる病気であることを認識しなければなりません。

 

うつ病は脳の疲労により脳内のセロトニンという物質が減少している状態です。

病院では抗うつ剤を投与して、それを補い治療していきます。めどとして三ヶ月から半年で改善できるというのが一般的です。しかしながらこれで改善できるのは一部です。わたしのように長期間うつ病に苦しんでいる人も大勢います。

うつ病は育った環境やそれを反映する性格、現在の生活状況など複雑にからんで発症します。一概に投薬だけで改善はしないと思います。精神療法としてカウンセリングや認知療法などがありますが、うつ病の状態でそれらを受けたり、実行することは困難で苦痛にしかなりません。頭ではわかっていてもなかなか実行することができず、かえって”自分はダメだ”と考えてしまうことも多いです。

 

はたしてうつ病はどんな「病」

 

実際体験してみて”自分をすべて否定し責める病”だと思いましす。その苦しみは、確かになった人にしか理解できないものだと思います。あるときは不安で頭がいっぱいになり、またあるときは心落ち着かず一時もジッとしていられない。ひどくなると思考じたいが停止してしまい、感情もなくなります。自分自身に絶望し、ただ”自分はダメなんだ”と責め続けています。周囲から”考えすぎ””そんなことない””なんとかなる”と言われても否定的な思考ばかりが浮かんできます。その苦しみから、常に”死ぬ”ことだけを考えてしまうことも多いです。(わたしも1年前としか考えていませんでした)

 

 

どうすれば

 

まずは、一般的ですが休養をとることが必要です。現在の環境の影響がつよい場合は、入院することをお勧めします。精神病院に入院なんて恐ろしい、嫌だと考える方も多いと思います。(実際わたしもそうでした)しかし入院するとそこには同じ悩みを抱えた方がたくさんいて、自分の気持ちを理解してもらい改善の糸口につながることも多いです。あと、身体症状(ひどい肩こり、頭痛、頭重感、便秘など)少しでも改善することが大切だと思います。うつ病になると肩から背中にかけてかたくなり気分がすぐれない原因にもなっているようです。

”考えるな”と言われても人間は”考える”動物です、考えることをやめようとしてもやめることはできません。かえってますます自分を否定的に考えます。ですから、湧き出てくる感情や思考を無理に押し殺さず正直にあるがままに出していいと思います。主治医の指示どおり薬を飲むことも大切です。勝手にやめるのは決してよくありません。調子がよくなったら主治医と相談しながら薬を徐々に減らしていくことが大切です。落ち着いてきたら、自分のとりまく環境を少しずつ変え、無理なく自分を変化していけばいいと思います。これには3~4年はかかるとは思いますが少しずつ自然に変化していきます。決して治らない病気ではありません。

 

 

うつ病をかかえる方へ

 

決してあきらめてはいけません、希望を捨てないで下さい絶対に”自殺”はしないで下さい

死にたい気持ちはよく分かります

 

薬はどんな場合でも必要と思います

薬を服用したくない方もいらっしゃいますので、無理にとわ言えませんが、不安感や不眠に耐え続けることは困難に思います。それを緩和させてくれる手助けになるものと思ってください。

(薬学的にも、効くと思って服用しないと8割くらい効果がないという科学的検証も多くでていますが)

必要に応じては入院治療も考えて下さい

 

 

気持ちを何でも話せる人をつくって下さい

SNSが発達し同じ状況の方と繋がる事も大切ですが

直接、人と会話することが大切かと思います

 

以上のことを心がけてみて下さい

 

うつ病をかかえる周囲の方へ

決して励まさないでください

”考えすぎ””気にしない”などもやめて下さい

(本人も分かっていますがそれができないのです)

何も言わずそっと傍にいて見守って下さい

本人が苦しいというサインがある時は”つらいんだね”と理解を示して下さい

本人を肯定的にとらえて下さい

(本人が否定的なことを言っても一度受け入れて下さい)

改善してくると感情の起伏が激しくなります(急に攻撃的になったりします)そんな時も本人を受け入れて下さい

少し元気になった時が”自殺”を考え実行する可能性が高いので注意して観察して下さい

本人もそうですが周囲の方もあきらめないで下さい

一緒に治すという意識をもって下さい

 

 

あくまでも”うつ病”に対する私見です

何かのご参考になればと思います

以上が13年前の記事です

うつ病(気分障害)については13年間いろいろと学習してきました、

以降のことはブログにて更新して行きたいと思います(たぶん。。。)

 

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